【タロット占い実践解説No.7戦車の解釈実例】プロによる実践鑑定占い|恋愛~仕事の人間関係~将来の不安~子供の悩み

占い

恋愛のタロット占いで戦車が出た時の判断事例

今回は男女1組ずつ実際に占った事例をご紹介します。
  1. 28歳女性Aさん:気になっている男性がいるのですが・・・
  2. 35歳男性Bさん:ささいなケンカで別れてしまった彼女とよりを戻したい

それぞれ戦車のカードがでましたので、それをプロの占い師はどのように読み取ったのか実際のカード配置と共に解説していきます。

気になっている男性へのアプローチについて悩んでいた28歳女性の事例

2021年12月19日に来店されたAさん(28歳女性)は、恋愛について悩んでいるとのことでした。

詳しくお話を聞くと、職場に気になっている男性がいるそうです。

とても素敵な人でライバルも多そうなので少し自信もないけれど…諦めたくない。

なので、どうやってアプローチすればいいでしょうか…

というご相談でしたので、さっそくタロットカードにてアプローチの方法を探ってみることにしました。

Aさんは職場で気になっている男性へのアプローチ方法を知りたいと相談に訪れました。
依頼者28歳女性Aさん
実際にワンオラクルで占った結果戦車 正位置

戦車の正位置が出たときに実際にしたアドバイス

戦車のカードの意味は猛烈なアプローチ、一気に進む、思いを伝えるといった意味になります。

この意味から彼の今の気持ちを解釈すると、『彼の方もこの関係でもっと恋愛関係として進んでいきたい気持ちがある』といった考えがみてとれます。

ライバルが多いからと自分から積極的にアプローチできていないようですが、案外彼の方から思いを伝えてくれる展開がでてきそうですね。

本当に彼のことを手にしたいという気持ちがあるなら臆病な気持ちに負けず、もっと積極的に声をかけてみてはいかがでしょうか。コミュニケーションをこまめにすることで彼もまた自分の心の奥深くに眠っている気持ちに気が付くはず!

ライバルが多いからと引っ込み思案にならずに積極的なアプローチこそ彼と恋愛関係に進めるチャンスだと戦車のカードは教えてくれていますね。

ささいなケンカで別れてしまった彼女とよりを戻したい…35歳男性Bさんの事例

Bさんは学生時代に想いをよせていた彼女と偶然再会し、デートを重ねておつきあがスタート。

つきあい始めてちょうど1年経った2021年4月、ささいなことからケンカになり、そのまま別れてしまいました。

しかし、その彼女のことが忘れられず、よりを戻したいと強く思うようになり、どうすればいいかをご相談に来られました。

心の整理がつかないままご相談にみえたのですが、ここでは過去の彼女の気持ち、現在、未来についてスリーカードで占ってみました。

今回のご相談ではスリーカードで占ってみました。

プロの占い師はこのカードの配置から彼女の思考の過去、現在、未来を読み解くことができます。

過去のカードの意味の解説:法王の逆位置

過去のカードには法王の逆位置がでていました。

Bさんはまじめな気持ちで彼女とおつきあいを望んでいましたが、彼女にとっておつきあいしていくうちにBさんから束縛を受けているような感覚になったようですね。

よかれと思ってまじめにラインしたり、こまめに連絡をとりあうことがだんだんと負担に感じられるようになったのかもしれません。

法王のカードが逆位置ででていることから、彼女自身の思い込みということも充分あるのですが、タイミングがあわず彼女の視点からみてBさんが窮屈な人だと感じられてしまったようです。
現在のカードの意味の解説:愚者の正位置

現在のカードは愚者の正位置が出ていました。

愚者の正位置から読みとれる彼女の心境は、自己中心的な気持ちでしょう。

相手に対してわがままになりがちで、あなたが彼女の感情に振り回されてしまっていることが読み取れます。

彼女は結婚までは考える気持ちになれず、一時的な遊びの感情でつきあっていたのかもしれませんね。
未来のカードの意味の解説:戦車の正位置

未来のカードは戦車のカードが正位置で出ました。

今のBさんのツライ気持ちから解放されそうな気配を読み解くことができます。

この戦車のカードの正位置では戦車の正位置からもこのツライ経験をばねにして障害に打ち勝つ強いパワーがあふれ出てくることを表しています。

今すぐに変化が望めなくても、彼女に対して思いやりや深い愛情を示すことで、彼女の気持ちがBさんに向いてくることが読み取れました。

別れたつもりでも、Bさんの誠実な態度や思いやりなどに過去のおつきあいに目がむいて、後悔の感情も出てくることを暗示しているように感じたのです。

その結果、愛情が戻ってくる可能性も高いように読み取れました。

3枚の配置から読み取れることと彼に対するアドバイスとは?

はじめは彼女に振り回されて、愛情に自信が持てない状況でしょう。

しかし、あなたが彼女に誠実に向き合うことで彼女のあなたへ対する気持ちに変化がみられるようになりそうです。

『希望がない』とあきらめ気味かもしれません。

しかし、現状が愚者の逆位置でも、徐々にあなたの愛情の強さに彼女の気持ちも変化をみせてやがてはあなたの愛情を受け入れてくれるように変化することをタロットカードの戦車が前向きな感情を暗示しています。

それまで、あなたも誠実に向き合っておつきあいしていくことですね。

このような鑑定結果を踏まえて、Bさんは彼女と距離をうまく保ちながら自分の想いを誠実に伝えていきたいと思ったようです。

現状だけをみるのではなく、未来へのビジョンを持ちつつ感情を整理するという点ではタロットカードはとても役に立つツールだと思います。

仕事の人間関係をタロットで占ったときに戦車が出た時の判断事例

実際に鑑定依頼があった中から仕事の人間関係で愚者がでた時の解釈についてお伝えしましょう。

今回は男女1組ずつ実際に占った事例をご紹介します。
  1. 女性S子さん:仕事の同僚が自分をどう思っているのかが気になって仕方がない
  2. 女性Mさん:部署異動を希望したいが上司にどう思われているか知りたい

S子さん【仕事の人間関係】相談事例

S子さんは『仕事の同僚から日ごろ自分に対してどう思われているのか気になって仕方がない』というご相談をいただきました。

少し掘り下げて聞くと、同僚の一部の人からねたまれているのか、S子さんに対する口調や言葉遣いが強かったり、返事がなく無視されるように感じる時があるようでした。

今回はゴールデンスタースプレッドで同僚の人がどう思っているのか見てみることにしました。

 

戦車 シグニフィケーター

画像ではわかりやすくするためにスプレッドを横展開で順番に解説していきます。

1:現在:隠者正位置
2:顕在的な気持ち:月正位置
3:潜在的な気持ち:運命の輪正位置
4:否定的な要素:力正位置
5:結果:愚者正位置

このような配置を見て、プロの占い師は次のようなことを読み解きました。

シグニフィケーター問題の核心!

問題の核心がどこにあるのかまずは確認してみましょう。

ここには大アルカナ7番の戦車の正位置のカードが表示されました。このカードは『大きな変化を迫られている!』といった意味があります。そこから読みとれる内容は、この同僚との関係はあなた自身の考え方や接し方を少し見方を変えてみることで同僚にも変化が見えてくるとうことです。同僚に先入観を持たず素直な感情で接することを心がけるなど自分自身も変化することで明るい希望が見えてくるでしょう。
現在:隠者の正位置

S子さんの同僚の気持ちの表面的な部分を顕す場所には、隠者のカードが正位置で出ていました。

これは何かS子さんに今までの経過の中で、伝えたいことや思いがあったのではないかと推測できますね。

もしかしたら、その時にS子さんは真摯に向き合わなかったのかもしれません。

そのようなつもりがなかったとしても、相手にはそのように受け取られてしまった出来事があるようです。

同僚からしてみれば、S子さんには『何を言っても無駄…』という気持ちがあるようですね。
顕在的な気持ち:月の正位置

顕在的な気持ちがどうなのかを読み解いてみると、同僚も引くに引けずS子さんとの関係にジレンマを感じているようですね。

強気の態度に出たものの、決してそれが正しいと思っているのではなく、引っ込みがつかなくなっての事のようです。
潜在的な気持ち:運命の輪の正位置

潜在的な同僚の気持ちは、そろそろ和解ないし、関係を良好な方向へ改めたい思いが心の奥にはあることをカードが暗示しているようですね。

いずれあなたへの態度が良い方向へ変化する兆しが見えてくることをカードが暗示しています。
否定的な要素:力の正位置

挑発されたとしても、あなたは心をしっかりもって、忍耐強く同僚に接してみましょう。

あなたの内面から出る心の強さによって、同僚の心にも変化をもたらすとカードが暗示しています。
結果:愚者の正位置

新しい関係のスタートがきれそうです。

関係悪化のリスクがあるとしても、あなたの心が前向きであるなら、以前のような態度で同僚が接してくることはなさそうです。

心の緊張は相手にも緊張をもたらすもの。

あなたが心のリセットをはかり、新たな関係性を築く気持ちになれば自然とそのような流れができてくることが愚者のカードから読み取ることができます。
S子さんの相談の結果は

カードから読み解くとS子さんが無意識であったにせよ、何か同僚の話を無視したような過去があったように視えますね。

そのため、『何を話しても通じない』と逆に反抗的な態度をとるような局面が生まれてしまったように思います。

ただ同僚の人も、いつまでも子どものケンカのようにそれを続けていけるとは思っていないようですから、妥協点を見つけたい気持ちはあるようです。

S子さんがそこに気がついて粘り強くお互いの関係性を築いていけば、また新しい関係の兆しがみえてきそうです。

M子さん【仕事の人間関係】相談事例(戦車のカード正位置)

M子さんは今の部署での勤務内容がハードなため、部署異動を考えていました。

異動のためには、上司にどう思われているのかが気になるのだそうです。

上司の判断で自分の配属される部署が決まるので、『希望している部署に異動できるか?』それが叶うか心配なようでした。

今回は単純にワンオラクルで鑑定してみました。

今回、上司がM子さんをどのように思っているかを引いてみたところ、戦車のカード(正位置)がでました。

このカードは、あなたが課題に向き合う態度や常に前向きに仕事を的確にこなしているといったあなたの才能について上司の評価が良い方へむいていることを表しています。

次に異動する部署では、ライバルに対しても有利に仕事をこなしたり課題を解決する能力が高まることを意味しています。

上司としては『せっかくの能力が活かせるような環境に異動させたい』という気持ちが強くなっていることがこの戦車のカードが暗示していました。

将来の不安をタロットで占ったときに戦車が出た場合の判断方法

今回は将来について不安を感じているK子さんの悩みについて実際に鑑定した内容から解説をしてみたいと思います。

K子さんはご自身で事業を経営していることもあり、この先に不安な気持ちがつのり始め、相談にやってこられました。

そこで今回は過去、現在、未来の状況についてスリーカードで鑑定してみました。

カードの展開は左から、過去に月、現在にハングマン、未来に戦車がでました。

過去:月の正位置
月の正位置が過去に出現したことから読み解くと、今までK子さんは私生活でも仕事でも、進むべき道がはっきりしないまま何か漠然と生きてきたように視えます。

そのため自分のしていることが自分にあっているのかどうかを考えることなしに、進んできたのではないでしょうか。

実際に過去の生活をお尋ねすると、『自分にあっている仕事や、おつきあいする人もなんとなくで選んでここまできた』とおっしゃっていました。

現在:ハングマンの正位置

正位置で出たことから、現状のまま、何か行動することもできないまま、『果たしてこのままでいいのだろうか…』と思考しているように視えます。

何かしなくては現状打破できないけれど、行動に移すだけの確固とした信念のようなものは固まっていないようです。

そのため焦りばかりが先行して、将来の不安が増しているように視えます。
未来:戦車の正位置

未来を暗示する場所に戦車のカードが正位置で出ました。

戦車の正位置から視えることは、今までのK子さんの人生は流されるように行き当たりばったりで生きてきたのかもしれません。

出逢う人も、選ぶ仕事も、それでなんとかなってきたのは確かですが、自分のビジョンや目標がないためにどこに向かって生きていくのか?この先うまくいくのか?果てしない不安の中で堂々巡りしても答えはでてきません。

まずは自分の将来あるべき姿をきちんと定めて、その目標設定したものに向かって行動してみる時がきたことを暗示しています。

今までの経験からは、計り知れない事も起きるかもしれませんが、逆にいい事も起きる可能性があるのです。

今はリスクを怖れず、行動することや自分の求める未来について計画しまずは行動を起こすことです。目標設定ができてくればそこにむかって進んでいくだけです。

漠然とした不安からは解消されるでしょうし、失敗を怖れないことで前向きな思考になりうまく回避することもできるでしょう。

戦車のカードはリスクを怖れず目的にむかってまっすぐ突き進んでいく自分の意思の強さをもつことを促しているともいえるでしょう。

このような未来のアドバイスをお伝えしたらK子さんは、確かに昔からいい子でいる自分に慣れてしまって、自分の意思を尊重したことのない人生だったとおっしゃっていました。もっと自由でいいという事を改めて感じたようです。

今後漠然とした不安を解消するには、「自分の目標をもって行動することや思考を深めていくことが大事」とお伝えしたら、確かに漠然とした将来の不安は、自分がこの先どうなるかだけ考えていた結果だと思い至ったようです。

こどもの悩みをタロットで占ったときに戦車が出た場合の判断方法

今回は鑑定にいらしたMさんの悩みについて解説してみましょう。

Mさんはお子さんの悩みでのご相談だったのですが、家庭で反抗的な態度が改まらず、学校からも成績の不振で呼び出しを受けていたそうです。

何をいっても聞き入れてもらえない息子さんの悩みでのご相談でした。

息子さんの気持ちを過去、現在、未来のスリーカードで占ってみました。

過去:愚者の正位置

息子さんの気持ちを占ってみると、彼なりに進んで行きたい気持ちはあるようで、親からの束縛を受けたくないという感情が視えました。

息子さん自身の将来への目標などが漠然とあるものの、『それを言っても理解してもらえないだろう』という気持ちがあるようです。

多少のリスクを伴っても、未来は自分なりに切り開いていきたい気持ちが強いことが読み取れました。
現在:運命の輪の逆位置

今の状況はMさんが思うほど、息子さんの態度などが好転するわけではなさそうな状況であることがカードから読み取ることができました。

ただ、何かしら将来へ向けての変化や方向性は定まってくるのではないかということも暗示されています。

Mさんが彼の人生を進めようとしても、そこには無理が生じて事が進みません。

親子であっても、生きる道の選択は息子さん自身が選び取るものです。

ですから、あと少しこのまま様子をみるという体制を整えることで、息子さんの人生への向き合い方も変化してくることが視えました。

彼なりの人生をどう生き抜くかの選択をする方向へは進んでいきそうなことを暗示しています。
未来:戦車の正位置

今の状況でMさんが正しい判断で進めば、その思いは息子さんにも通じてきちんと未来の設計図を描くようになることがタロットカードから視てとることができます。

その結果、心配しなくても息子さんの人生はきちんと成果があがるような方向へと進みだしていくことをカードが暗示してくれています。

鑑定の結果、Mさんは確かに息子さんに対して口うるさく接していたことに思い当たりました。

息子さんを自分の持ち物のように勘違いして自分の思い通りの人生を歩ませようとしていたことを反省したようでした。

息子さんは親子であってもも別の人格という点に気づきを得て、未来への進み方が少しみえてきたようです。戦車のカードによってそんな親子関係も建設的な関係に変化していきそうですね。

まとめ

タロットカードで自分なりに占ってみても、実際にどういう風に解釈したらいいか迷ってしまうことはありませんか?

今回は実際に鑑定に来られたお客様の鑑定を例にとって恋愛、仕事の人間関係、将来の不安、子供の悩みを具体的な事例としてご紹介致しました。

この記事では愚者のカードが出た場合に、どのように読み解いているのかを解説してみました。

もちろんこの答えだけがすべてではありませんが一例として参考にしてくださいね。

愚者は自由奔放という言葉が当てはまるカードです。

自由であるためにはリスクも伴いますが、用心ばかりしていては前に進むことができません。

カードの戦車の解釈には自由の中にも様々な読み取り方がありますが、前後のカードも参考にして愚者の意味を解釈するようにしましょう。

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